私にとって、秋は四季のなかでも特に過ごしやすい季節です。 大変に涼しく、クーラーや扇風機を使わなければ、暖房やヒーターも使いません。 爽やかな気候は生活を豊かにしてくれます。
そして、バイクでの走行の気持ちのいい日が続いていきます。 涼しいというのはライダーにとって快適というほかなく、乗るにあたって非常に重要である「体温調整」が楽なのです。 全てのことに言えますが、体調に配慮しなければ、せっかくの楽しい時間もそうではなくなってしまいます。
そういった理由から、秋はツーリングシーズンと呼ばれるほどで、多くのライダーがさまざまなスポットへ向け出発します。 私もこの時期は何度も何度も出掛けているので、毎年、待ち遠しく思っています。
服装は最低限準備しておけば問題ないですし、汗もかかず、凍えることもありません。 気候によるバイクへの影響も少なく、快適な走行ができます。 天候も崩れにくいので、計画が立てやすいところもいいですね。 ライダーとってメリットばかりのこのシーズンはとても魅力的です。
秋は長距離ツーリングにも無理なく挑戦できますので、さまざまなスポットへ行くことができます。
日本には多くの景色がありますが、秋といえば、やはり紅葉でしょうか。 山々を見れば青々とした緑が赤や黄色に染まり、美しい光景が広がります。 ここで、行ったなかでもおすすめできる紅葉スポットをいくつか紹介しましょう。
1つ目に磐梯吾妻レークラインです。 桧原湖、秋元湖、小野川湖の3つの湖が作り出す美しい景色のなかを走り抜ける気持ちよさといったらありません。 三湖パラダイスと呼ばれるスポットでは、見渡す限りの紅葉に囲まれた3つの湖を一度に見ることが可能で、その景色は圧巻です。 2回ほどいきましたが、できるだけ天候のいい日を狙ったほうが、より美しさを感じることができます。
2つ目は富士山五合目です。 いわずも知れた世界遺産として有名な富士山ですが、バイクを使っても五合目までは行くことが可能です。 紅葉シーズンでは上に登れば登るほど、赤く染まった木々たちが私たちを囲んでくれ、心を踊らされます。 途中までは道路が広く、心地よいスピードで走ることができますが、途中から急カーブの続く難しいワインディングロードが現れるので、速度には注意が必要です。 五合目に着くと、天候にもよりますが、紅葉と山頂を並べてみることができ、贅沢な時間が過ごせます。
全国には他にも紅葉スポットがいくつも存在しており、住んでる地域付近にも数々の名所があることでしょう。 秋は快適な気候、感動的な風景、これらを同時に楽しめる季節なのです。 この恵まれた環境を十分に活用すれば、充実したバイクライフが待っています。