エキパイ、つまりエキゾーストパイプですが、ここにバンテージを巻く、これがまたかっこいいカスタマイズです。 CB400のカスタマイズでもエキパイのバンテージ巻きは人気のカスタマイズといわれています。
エキゾーストパイプは排気管のことで、エンジンが燃やされその空気が外に出るときの通り道がエキパイです。 このうち出口の附近にあるサイレンサーは含まず、2ストローク車によくある途中が太い箇所についてはチャンパーといいます。 エキパイは2本、1本、4本、またサイレンサーのところで1本になるなどいろいろです。
バンテージの役割については廃棄による熱を上げ効率よくエンジン回転数を回す・・といわれていますが、何より見た目がかっこいいとこのカスタマイズを行う人が多いと思います。 CB400のエキパイ、バンテージ巻きに必要な道具を準備し、カスタマイズを楽しむのもいいものです。
CB400の場合4気筒、そのため5㎝幅のバンテージを15mくらい準備すればいいといわれています。 集合部まで巻くとこのくらいの長さで十分、このほかに巻くときに利用するグローブ、ステンレス針金、耐熱バンド等を準備です。
バンテージは手にチクチク刺さることが多いので軍手ではなくグローブが安心できると思います。 最後に利用する固定のステンレス針金も使わないと途中緩むこともあるので必須と考えておくべきです。
バンテージを巻く前に、一度水に浸してから作業を行うほうがいいといわれています。 実際にやってみるとわかりますが、バンテージの繊維が飛散しやすく、水に浸しておくことで飛散防止効果があるのです。 またそのまま巻くとずれやすくて非常にやりにくい、でも水に浸しておくとずれないので巻きやすくなります。
バンテージが水にしっかりつかるように、バケツに水をいれて浸すのがポイントです。 こうして水を吸わせてからバンテージを巻き付けていくのですが、巻きつつぐっと引っ張り全体を引き締めるようにするとうまくいきます。
白、黒など、バンテージもカラーがありますが、一般的な白や黒よりもチタンのほうが渋くかっこいいと思います。 巻き付けているとき、バンテージの繊維がかなり取れてくるので一気に巻くことができるように準備をしっかり行っておくときれいに巻き付けられるはずです。
巻いて引っ張り、また巻いて引っ張って締めるということをくり返し行って最後まで巻いて終了となります。 チタンカラーは仕上がりが渋くてCB400によく似合いますし、ほかのバイクも男らしさが増すフォルムです。
濡れているバンテージをしっかり乾かすために、アイドリングをしますが、乾かすために行う理由と、もう一つ、バンテージを硬化させるためにもこの作業は大きなポイントになります。 エンジンをかけるとアフターファイヤ(パンと大きな音がする)することもありますが、エキパイが冷えていること等が要因のものなので心配ないものです。 しっかりアイドリングしてバンテージの水分を抜きます。
水がどんどん乾き黙々と水蒸気的な煙が出るので、室外で行うほうが安心です。 いきなりもくもくと煙が出て近隣にお住まいの方がびっくりされることもあります。