ABSの義務化は、交通事故死者数の削減を意識して行われています。
また、二輪車に対して行われるようになったことで、今では良く知られるようになりました。
過去でもABSの義務化については何度もニュース、ネットなどで叫ばれているのですが、それほど大きな効果は上げませんでした。
というのも、二輪車はそれほど危険なものではないという意識が強かったからです。
しかし、現代ではスポーティーなハンドルを備えた二輪車も存在しますし、ペダルを漕ぐ際にアシストしてくれる機能が追加され、ABSの義務化についても本格的になったのです。
これらの機能を採用したことにより、子どもであってもスピードの出る自転車を簡単に手に入れられるようになりました。
ですが、安全装置は昔と同じで存在しません。
しかも、スポーティーなハンドルとタイヤがセットで売られているものも増えているため、ブレーキ力が昔に比べて問題視されるようにもなったのです。
つまり、現代の二輪車はスピードは出るが、それをアシストするようなブレーキ機能は存在していなかった・・・ということが問題になったのです。
それか、ABSの義務化は本格的に取り扱われるようになりました。
今では、二輪車専用の自転車保険まで誕生していますので、ABSの義務化を意識して二輪車を購入したほうが賢明です。
というのも、自動車と同じで保険というのは、安全性がシステムでバックアップされているものほど高評価となり、保険金額が引き下げられることも多いからです。
近年では、二輪車のスピードだけでなく運転マナーも問われるようになってきました。
そのため、罰則もさらに強化されるようになり、二輪車による重大な事故件数も段々と増えている状況です。
過去には自動車などで厳しい取り締まりも行われていましたが、現代では二輪車にも取り締まりの必要性が出てきたため、ABSの義務化の存在が良く知れ渡るようになったのです。
アンチロックブレーキシステムのことをABSと言います。
一般的なABSで知られているのは自動車のABSでしょう。
アンチロックブレーキシステムが導入されていると、ブレーキがロックしないようになります。
すると、車の急な制動による滑りが減るため、自動車が中々止まらないなどの問題を避けることができるようになっているのです。
ちなみに、今ではABSは100%導入となっているので、新型の自動車でABSが導入されていないというケースはありません。
ただし、中古で買えるような古い自動車には取り付けられていないこともあるので、自動車の車検証を見て、実際にABSありとなっているか確認する必要があります。