料理は苦手ですが、友達と集まって何か食べるのは好きな方です。 今までは買ってきたものを持ち寄ったりデリバリーをしたりしていたのですが、節約もかねて自炊をしてみようという話になりました。
そこで思いついたのが鍋です。 鍋であれば材料を買ってくればすぐにできるので料理の知識がなくてもできるのではないかと考えて、挑戦してみました。
そしてこれが大成功で、簡単で意外とおいしかったのです。 鍋のメニューは種類もあるし、どんどんと極めていきたいと思うようになり、レシピを漁るようになりました。 今回は色々と鍋を試してわかった、美味しく作るためのコツを紹介します。
鍋の準備といえば具材を切ることだけだと思われがちです。 しかし、ここで下ごしらえのひと手間をするだけで美味しさが格段に変わってきます。 味もですが見た目も変わるので、写真映えする鍋が楽しめるので、手間はかかりますがぜひ作業をするようにしましょう。
まず魚介類を入れる時にはしっかりと洗って汚れを取り除いてから塩や酒を使って臭みをとるようにします。 牡蠣を入れるときには片栗粉で軽くすすぐと汚れが落ちるのですが、下処理前は驚くほど汚いです。
肉類も下ごしらえでアクや臭みを抜いておくと鍋の仕上がりが変わります。 鶏肉は十全に熱湯にくぐらせるようにし、アクが出る素材は鍋と別に下茹ですることで煮えやすいです。 野菜も固いものは下茹でしておくようにしましょう。
鍋は何でも食材を食べたいだけ入れればいいと思われがちです。 しかし意外と素材を入れる順番があります。 正しい順番で入れるだけで鍋のおいしさは格段に変わるので、かならず順番は意識しましょう。
下ごしらえする時間がなかった時には固めの火を通すのに時間のかかるものから先に入れるようにします。 出汁が出やすいものや吸わせたいものも先に入れておくと出来上がった時に鍋の味が決まりやすいです。
鍋に火をかける前に最初に入れておきたい食材を入れるようにします。 そのためたくさんの食材を入れすぎると鍋がなかなか温かくならないですし、他の食材が後から入れられなくなるので入れすぎに注意するようにしましょう。
出汁が沸騰してきたら牛肉や豚肉などの肉類、牡蠣といったものを入れます。 灰汁が出やすいのでしっかりと灰汁取りをすることが大切です。 牛肉を入れる際には白滝と触れると肉が硬くなるのでできるだけ離して入れるようにしましょう。
肉類に火が通ったら最後にサッと火を通すものを入れたら完成です。 豆腐やもやし、水菜といったものはすぐに火が入るので食べる直前に入れてしまいましょう。 このように具材の下準備とタイミングだけで鍋の味は全く違うものになるのです。