ロッキングプライヤーはものをつかんだままの状態でロックできるプライヤーです。 ロックできる形状からロッキングプライヤーとも呼ばれています。
作業の間、ずっと工具を握りしめている必要もなくなり、作業がとても楽になります。 ロッキングプライヤーは色々な用途に利用できるので、使い方を知ると作業効率を上げることができるのです。
ロッキングプライヤーは、使い方もシンプルで使い方も簡単な道具です。 厚みを確認して挟むのですが、口の開き幅を調整ねじで対応します。 最近は調整不要の自動で対応してくれるオートマチックタイプのものもあります。
挟みたい大きさの厚みにあわせたら、対象物を挟んでハンドルを強く握るだけでロックがかかります。 しかし、調整ねじの締めつけが強すぎるとロックがかかりにくくなります。 逆に弱いとぐらつきが出てくるので固定方法を適切にすることが必要です。
挟み込みを行ったら対象となるものが固定されているか確認することが大事です。 特に傾斜があるものをつかむ際には、ロッキングプライヤーのぐらつきが出やすいので注意が必要でしょう。
使い終わったらハンドルに付属されている解除レバーを使いロックを解除します。 カーブやストレートタイプなど色々な種類があるロッキングプライヤーも、使い方はどれも同じなので一度覚えれば、どのタイプも利用できます。
ロッキングプライヤーは締め付けの角度を変えるなどして、様々なことに利用できます。 とても便利な工具であり、色々なことに利用できるので用途を理解しておくと非常に便利です。
材料を挟みそのまま固定することで、材料に対して臨時の把手を付けた状態となるので、材料を扱いやすくなります。 例えば鉄板や針金、パイプなどに取付けて利用すれば材料の取り回しがとても楽です。
固定する保持力があるため、対象物を挟み固定し、万力のように利用する人もおおいです。 固定、仮止め以外、挟んだままで回したり、きったり、あるいは曲げたり、色々な作業に利用できます。 行う作業によって溶接・板金タイプなど、専用の工具もたくさん販売されているのも魅力です。
ロッキングプライヤーは材料を固定する、万力の用に使うなど、様々な用途に利用でき便利ですが、しっかり固定されていないと保持している物が落花するなどして、事故が起こることもあります。 あくまでもロッキングプライヤーとして利用することが重要です。
例えばつりさげに利用する、ハンマーの代わりにするとで事故が起こることもありますし、リリースのとき反動に注意していないと、固定していたものが思いもよらない動きになることもあります。 顔に向かって飛んでくることも考えられますので、保護具、眼鏡など安全対策をとることも考えましょう。 また感電の恐れもあるので、電流が流れているものを固定、保持することは厳禁です。