バイクのあらゆる箇所に使われている部品はボルトやナットですが、それらを付けたり外したりするのに必要な道具はレンチ類でスパナやめがねといったものがあります。 たとえば、バイクをカスタムするとなるとエンジンやフレームなどをつなぐということがあるでしょう。 そんな時に使う部品はビスやボルトといった接合用の部品です。
そういったボルトやナットですが、時と場合によっては付けることもあり、取り外すということもあります。 そんな時に活躍する道具はスパナやめがねといったレンチ類です。 バイクのカスタムなどに興味のある人は用意しておくと良いでしょう。
では、ボルトやナットとレンチ類の正しい使い方をご紹介します。 正しく使うにはまずはどんな時にどんなサイズのレンチ類を用意すればよいのかということです。
たとえば、ボルトやナットの頭の部分の二面幅が「17」というサイズだった場合はレンチ類であるスパナやめがねも同じ「17」というサイズを使います。 つまり、ボルトやナットの頭の部分の二面幅が17mmであれば、スパナやめがねも同じ17mmを使うということです。
ここで注意ですが、仮に17mmのボルトに18mmのスパナを使うとなると大した違いがなさそうですし使えないことはないのですが、やめた方が賢明でしょう。 サイズは少しでも違うと両方にいらない隙間ができてしまい、今後操作ができなくなってしまうかもしれません。
それに、ボルトの六角形の部分が壊れてしまうこともあるのです。 そうなると今後使えなくなってしまったり、使いにくくなってしまったりケガをしてしまうこともあります。
レンチ類を使いこなすためのコツとして、たとえばスパナをボルトやナットに差し込むときに気に留めて置くべきことがあります。 どのようなことかといいますと、ヘッドの奥までしっかりと差し込むことです。 こういったことは気づいているようで気づかない場合もありますので、気を付けましょう。 実はしっかりと奥まで差し込んだつもりでも先の部分にしか入っていない場合も多々あるものなので、作業の後は必ず確かめた方が良いでしょう。
実際、先の部分にしか入っていないとボルトが外れやすい状態になってしまいます。 特に大きな力が加わるとそのようになることが多くスパナの口が開く可能性大です。 実はスパナには工業規格によって決められている口の傾きがあります。 それは柄の方から見るとわかる少しだけ開いている部分で、ここの外の方の肉が厚いところにより大きな力が加えられるようにセッティングするとよいです。
一方で輪のようになっているレンチがめがねレンチでリングレンチともいわれます。 このめがめレンチはスパナよりも大きな力に適していていますが、やはりスパナと同じでサイズを決める時はボルトやナットの二面幅に合わせるようにすることが大事です。