バイクのトラブルの一つであるチャタリングの特徴をご紹介しましょう。 チャタリングはバイクで走っている時に起こる現象でフロントタイヤが細かな動きで上下に震えます。 その細やかな動きがバイクの内部に伝わり、もっと激しく震えるようになり車体をコントロールできなくなるのです。 レースの時にもこういった現象は起こることがあり勝敗にも影響しますし、大きな事故につながる可能性も出てきます。
こういったチャタリングは何が原因でおこるものでしょうか。 実はチャタリングの原因は一つではなく、いろいろなことが考えられます。 サスペンションのセッティング不具合もありますし、ライダーの体重もあるでしょう。 また路面が良くない状態であるという外的要因もあります。
もしも、走行時にフロントタイヤ部分あたりに何かいつもと違うものを感じたら、チャタリングを疑った方が良いかもしれません。 そして、その原因が何であるか考えてみるとよいでしょう。 チャタリングは車体が揺れるためにグリップが失われてしまいますのでそのままにしておくと危険です。 特に気を付けたいのはコーナリングやワインディングロード走行時でしょう。
チャタリングが起きてしまったら、一般ライダーはどのようにして対処したらよいのでしょうか。 まずは何が原因でこうなったのかということを突き詰めて考えなければいけません。 しかし、原因は先ほど挙げましたようにいくつも考えられるので一つに限定することはなかなか難しいです。
その際の対処法ですが、初心者でしたらバイクショップに相談するとよいでしょう。 お店に相談すれば親身になって相談に乗ってくれますし、何かしらの対処をしてくれます。
その他に考えられる対策をご紹介しますので参考になさってください。 まずはチャタリングの出にくいタイヤがあるので、それに交換してもらうというのもよい方法です。 そしてフロントフォークオフセットの変更でふらつきをなくすという対処方法もあります。
また、チャタリングの発生時がどのような時であったか振り返ることで原因を突き止めるということもできますので、起こった際の状態をよく考えるということも大事です。 たとえば、減速しているときに起こったとかパーシャルの有無がどうであったか、速さは中速であったか低速域の速さであったのかといった類いのことを考えてみてください。
このようにして、原因が何であったのか知ることでその対処法を考えるとよいです。 そして、チャタリングが今後起こらないように気を配ってみましょう。 他の乗り物でもいえることですが、大事なのは何よりも安全に乗ることです。 極力避けられるトラブルは避けるようにするとよいのではないでしょうか。