自動車の運転をする人にとって、自賠責保険は法律によって定められている保険であり、自賠責保険に加入していないと車検を通りませんし、罰則があります。 そのため、車の運転をする人のうち、必ずだれもが加入している保険です。
任意保険となると必ず加入しなければならない保険ではなく、またバイクの場合は、250㏄を超えないバイクは車検が必要ないため、任意保険に加入する人は少ないといわれていました。 しかし近頃はバイクに乗る方も、任意保険に加入される方が多くなり、バイク保険の種類も増えています。
保険料をできる限り安く、さらに事故対応とロードサービスを充実させた魅力あるバイク保険も登場しています。 そのバイク保険の中に、携行品特約という特約があるのですが、バイクだからこそつけておく方がいい特約です。
バイクで走っていて自動車とぶつかり、バイクの破損は大きくなかったけど、積んであったデジタルカメラが壊れてしまった、ナビとしてつけていたスマートフォンが落ちて壊れてしまった・・・そんなこともあります。 バイクの部品やパーツではなく、携行品となるとバイク保険で補償されないことが多く、結局自腹で修理、買いなおしです。
そんなことにならないようにあるのが携行品特約です。 偶然の事故で「外出中」の記名被保険者が携行する身の回り品を補償してくれる特約になります。 保険金額が限度額となりますので、特約を付ける前に保険金額など必ず内容について確認しましょう。
携行品特約に入っているから大丈夫!と思っていたら、補償されない範囲で補償してもらえなかった・・とならないように、バイク保険の携行品特約で補償されない範囲について確認することも重要です。 携行品特約は「偶然の事故により外出中の」記名被保険者が携行する身の回りの物に対し、生じた損害を補償する特約となりますので、「自宅敷地内で起きた事故」「国外で起きた事故」には適用されません。
またバイクで出かけた場所にノートパソコンを置き忘れてしまったとか、出先で紛失したという場合も、補償対象外です。 さらに、地震や噴火、津波といった自然災害による損害も補償されないので注意が必要です。
携行品特約で補償されないものもあります。 例えば現金は補償対象外ですし、現金同様のもの、株券や保険証券といった有価証券も補償はありません。
また図面や設計書、帳簿、さらには磁気テープ、ディスク等に記録されているデータ、プログラムについても補償がないので、これもしっかり覚えておきましょう。 補償されるのかされないのか、特約についての約款等に詳しく書かれていると思いますので、加入の前に確認が必要です。