自動車の場合、自賠責保険と任意保険の両方に加入している人が多く、また、任意保険の中で車両部分に補償をつけている方も多いです。 こうした車両部分の損害について補償してくれる保険を「車両保険」といいます。
車両保険でもバイクの車両保険の場合、車対車の事故をカバーするタイプが多いです。 保険会社によってはインターネットで申込する場合のみの加入となっていることもあるので、各バイク保険会社に確認を取ってみましょう。 またバイク保険の車両保険は、通常、原動機付自転車への契約には付帯できないようになっています。
バイクの車両保険は、原動機付自転車を含むほかの車と衝突・接触事故が起きた場合に補償される保険です。 この事故というのは、相手自動車、またその運転者また所有者が特定できる事故となります。
相手の自動車がはっきりしない場合や、所有者の特定ができない場合などは補償対象外となるので注意が必要です。 また補償内容については、必ず加入予定のバイク保険会社に詳細を確認しましょう。
バイクの車両保険で補償されない範囲について、例を少し見ておきましょう。 保険契約しているバイクが盗難にあった場合、保険に加入していれば補償してくれると思う人もいますが、盗難については補償されません。 盗難される際、また盗難されてから発見されるまでに生じた損害についても補償されないので、盗難にあわないように普段から対策を考えましょう。
地震や噴火、それに伴う津波、火災、爆発、台風、洪水といった自然災害の被害に関しても補償対象外です。 またバイクの場合、ウィリーをするなど曲技のような乗り方をする人もいますが、こうした曲技のような乗り方によって破損した場合も補償はありません。 壊そうと故意にやったわけではなくても、自らそのような行動をしたのですから、補償されないのも仕方のないことです。
駐車していた時など、ほかの車などに当て逃げされ、あてた運転手が不明の場合も、補償対象外となります。 このほか、呼称損害や非保険自動車にある血管、腐食などによる損害も補償対象外です。
生命保険や医療保険もそうですが、自分が加入している保険の内容をあまりよくわかっていない人がいます。 バイク保険も同じで、入っていれば安心というものではなく、補償内容をよく理解することが重要です。
万が一の事故が起きたとき、補償があると思っていたら補償対象外だった・・・となるとがっかりです。 そうならないように、バイク保険に入るとき、特約を付けるときなど、補償内容をよく確認して加入するようにしましょう。