コロナ禍などの社会的なさまざまな変遷にともなって、2020年ごろには新車バイクの供給が滞り、中古売却の価格が急騰した時期がありました。 CB400もすでに生産が終了しており、しかも人気の高い機種ということで高値が続いていたのですが、2023年6月ごろから価格が緩やかに下降して落ち着いてきたようです。 最も人気の高いCB400SF(HYPER VTEC Revo)について見てみると、2022年の6月から11月にかけてのわずか7ヶ月間で、約20万円と大幅な値上がりを見せたにも関わらず、その後は価格が緩やかに下降しています。 最高価格に達した2022年9月と比較すると、2023年6月時点での価格は約64万円も低くなっていますので、かなりの値下がりと言えます。
CB400SF(HYPER VTEC Revo)はHONDAから2007年にリリースされたネイキッドバイクで、「Revo」の愛称で親しまれています。 性能が飛躍的にパワーアップした新エンジンは発売当時、大きな話題を呼びました。
CB400SUPER BOL D’ORは、CB400SUPER FOURにハーフカウルが装着されており、CB400SFほどではありませんが、やはり人気の高い車種です。 2005年にラインナップにされ、中古市場ではCB400SFよりもやや安めの価格がついています。 こちらの車種もCB400SFと同様の価格推移をたどっており、2022年9月をピークに価格は下降傾向にあります。 どのバイクを取ってみても、2022年に最高値をつけた後は緩やかに価格が下がっていると見ていいでしょう。
ただし、価格が下がり気味とはいえまだまだ買い時とは言えない状態ですので、中古バイクの購入を考えている人はもうしばらく待った方がお得かもしれません。 ちなみに、CB400SUPER BOL D’ORの価格は、2022年から2023年にかけて200,000円〜1,530,000円の間を推移しています。
中古バイクの買い取り価格と販売価格というのは、必ずしも上がり下がりが一致していないことがありますので、販売価格は下がってきていても買い取り価格が上昇していることも考えられます。 中古バイクの売買を考えているなら、こまめに価格をチェックすることが大切でしょう。
同じ年式のバイクでも走行距離などによって価格はもちろん変わってきますので、安い中古バイクだからと言ってすぐに飛びつかず、慎重に購入を考えることが大切です。 1年のうちでは、2月と3月は中古バイク購入のオフシーズンとなっていますので、この時期にバイクを買うのもおすすめです。