2022年4月28日に、HONDAのWebサイトで二輪車の一部機種の生産終了が発表されました。 生産終了が決定したのはゴールドウイング(リアトランクレスタイプ)、VFR800F、VFR800X、CB400 スーパーフォア、CB400 スーパーボルドール、ベンリィ110で、ロングセラーとして名高いCB400が生産終了となるのを惜しむファンはたくさんいます。
「令和2年排出ガス規制」が2022年11月以降に生産されるバイクに適用されることを受けてのHONDA側の対応で、生産終了が決まったCB400の新車は予約が殺到し、入手が困難という事態が起きています。 CB400SF/SBのエンジンDOHC4バルブ水冷4気筒は、1986年に発表されたCBR400Rに遡ることができます。 その後、改良を重ねてきたCB400ですが、令和2年排出ガス規制に通るようにするためには大幅に手を加えなければならないならないため、生産終了に踏み切ったようです。
排出ガス新規制に対応するため、HONDAでは現在、中国向けの500ccクラス新型4気筒エンジンを開発中ということで、これを400ccに落としてCB400の後継機に搭載するのではないかという見方もなされています。 HONDAのライバルであるKAWASAKIは4気筒400のバイクを発表することが予想されており、今後もHONDAとKAWASAKIの大人の戦いが繰り広げられる見込みです。 ちなみに中国では現在、日本ではすでに販売されていないCB400Fおよび兄弟車のCB500Fが市場に流通しています。
令和2年排出ガス規制が適用されることになり、各バイクメーカーでは対応に必死です。 KAWASAKIからは2022年7月15日に「Ninja 1000SX 2023年モデル」が全国のKAWASAKIプラザから発売され、話題になりました。 メーカー希望小売価格は159万5,000円、もちろん令和2年排出ガス規制に適合しています。 カラーは既存色の「エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック」の他に、新色として「メタリックマットソブリンレッド×メタリックディアブロブラック」が登場しています。
SUZUKIからも「GSX-R125 ABS」が2022年7月26日に発売されました。 カラーは「トリトンブルーメタリック(YSF)」「タイタンブラック(YVU)」「ストロンガーレッド/タイタンブラック(GTA)」の3タイプ、メーカー希望小売価格は45万3,200円となっています。