富士山を眺めながら贅沢なワインディングを楽しみたいというライダーにおすすめなのが、「伊豆スカイライン」です。 日本名道50選にも選ばれている伊豆スカイラインは、1962年10月1日に開通した日本国内でも由緒ある観光道路のひとつです。 全長40.6kmで、富士山や駿河湾などの絶景を楽しめるだけではなく、バイクを停められるスポットがいくつもありますので、写真を撮ったり休憩したりしながらのんびりとツーリングを楽しむことができます。
道が広くてよく整備されていますので、ワインディングが多いといっても、初心者ライダーでも楽しめるのが伊豆スカイラインの特徴です。 伊豆スカイラインは有料道路で、二輪車の場合、全線往復利用料金を使えば870円と通常価格より290円もお得です。 全線往復チケットは使用開始日から1年間有効です。
熱海峠から伊豆スカイラインに入る前の地点に「十国峠レストハウス」があり、フードコートで食事をしたりお土産を買ったりすることができます。 レストハウスの一階にはそば処があり、美味しいお蕎麦やうどんが食べられる他、富士山みしまコロッケカレーや唐揚げ定食なども用意されています。 ハンバーガーやコロッケをテイクアウトすることもできるので、ここで買ってから伊豆スカイラインに入り景色のいいところでランチを摂るのもしゃれています。 わさびソフトの他に、金箔ソフト(1,000円)やプラチナソフト(3,000円)なども人気です。
十国峠レストハウス2階の「十国登り口駅」からは展望台のある「十国峠駅」とを結ぶ十国峠ケーブルカーも出ていますので、乗ってみるのも楽しいでしょう。 全長316mのケーブルカーはつるべ式のレトロな雰囲気で、約3分で山頂に到着します。
伊豆スカイラインの途中にはいくつもの駐車場も用意されており、四季折々の絶景を目の当たりにすることができます。 そのひとつ、滝知山駐車場は場所が多少わかりにくいので、人が少なく、落ち着いて夜景などを楽しむには最適です。 玄岳ICから韮山峠方面に約600mほど向かったところにある西丹那(にしたんな)駐車場は、双眼鏡なども設置されており、沼津市と焼津市の美しい夜景を堪能できるスポットです。 「これぞ!」と感動できる夜景スポットを探しているライダーには必見の場所といえるでしょう。
玄岳駐車場も展望デッキなどが用意されており、初夏に訪れると爽やかな空気を満喫できます。 張り出しデッキからは氷ヶ池を見下ろすことができ、富士山や神奈川県の夜景を一望にできるスポットとして人気があります。 伊豆スカイライン自体は短いのですが、ゆっくりと時間を取ってそれぞれの駐車場で景色を楽しむのがおすすめです。