九十九里道路は別名「波乗り道路」とも呼ばれており、手軽に行けるツーリングスポットとしてライダーたちの間で人気です。 千葉県道路公社が管理している九十九里道路は全長17.2kmで、千葉県長生郡一宮町と山武郡九十九里町をつないでいます。 長い間有料道路として親しまれていた九十九里道路ですが、令和5年2月1日からは料金徴収期間が満了となったため、無料開放されています。
九十九里浜はサーフィンの聖地としても有名な場所で、九十九里道路は1972年6月に開通して以来、数多くの観光客に親しまれてきました。 アップダウンのない直線道路で、潮風を全身に受けながら砂浜のすぐそばを走り抜けることができる九十九里道路は、サーフィンをしないライダーにとっても貴重なツーリングスポットと言えるでしょう。 九十九里道路にアクセスするには、千葉東金(ちばとうがね)道路を経由していくのが便利です。
九十九里道路周辺には道の駅もいくつかあり、手軽に休憩をすることができて便利です。 中でも特に人気のある「道の駅 オライはすぬま」は蓮沼海浜公園のすぐそばにあり、休憩にぴったりのスポットとしてライダーたちの人気を集めています。 とれたての新鮮な地元の野菜が購入できるだけではなく、美味しい食事を食べることができますので、ぜひ立ち寄ってみたいものです。
特におすすめなのは、レストランコーナーのメニュー「いわし丼」で、道の駅オライはすぬまのグランプリも受賞しています。 九十九里浜は昔からいわし漁で賑わっていた地域で、カラッと上がった新鮮ないわしにかかった甘辛のタレとピリ辛の生姜とのコンビネーションが絶妙です。
また、地元特産の海水ネギを使用した特製「牛肉うどん・そば」も、ここでしか味わえない地元の味として評判です。 海水ネギというのは育てるのに海水を使用したネギのことで、普通の水で育てられるネギよりも甘みが強くて美味しいのが特徴です。 正式名称は「九十九里海っ子ねぎ」で、毎年11月中旬から4月中旬にかけてが旬となっています。
オライはすぬまの他にも、九十九里道路周辺にはいくつかの道の駅があり、休憩したり食事をしたりするのにおすすめです。 「みのりの郷 東金」は東金市民のリフレッシュ空間としても有名な場所で、名物のゆずスカッシュや夏限定のWベリーパフェなどが楽しめます。
カフェ&リストランテ「とっチーノ」では東金米粉のマルゲリータピザや九十九里産はまぐりを使用したはまぐりのパスタも賞味できるので、お昼時間に合わせていくのがおすすめです。 もう一箇所、「喜楽里(きらり)あさひ」も広い芝生広場があり、のんびりと休憩するのにぴったりの場所です。